世界銀行 新型コロナで6000万人が貧困に陥ると予想

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世界銀行のデビッド・マルパス総裁は、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界で最大6000万人が極度の貧困に追い込まれるとの予測を発表した。

マルパス総裁は「我々の試算では、最大6000万人が極度の貧困に追い込まれ、世界銀行が貧困克服に向けて過去3年間行ってきた努力をゼロにするだろう。我々の予測では、今後深刻な不況が到来する」と指摘。

マルパス総裁によると、世界銀行はこの状況を阻止するべく世界100カ国に緊急融資を行う。さらに世界銀行は、各国の医療や経済システムの支援に向けて2021年半ばまでに1億6000万ドル(約172億4600万円)の融資を行う。

マルパス総裁は世界銀行の努力だけでは十分ではないと述べ、債権国に対し、途上国の債務返済の猶予を宣言したG20のイニシアチブに参加するよう促した。

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