アナリストはその第一の要因として、分散型金融(DeFi)に対する「熱狂」が落ち着いてきた点を指摘。これにより一部の投資家は、ビットコインのようなリスクの低い仮想通貨に目を向けていると説明している。
第二に、ビットコインはグローバルなツールとしてのヘッジファンドなりうることが世間に認知されてきたことも関連している可能性があるという。アナリストはビットコイン価格が最近1万3500ドルから上昇したのは、米大統領選に伴う不安定さが増していることに起因する可能性があると指摘する。
安全な代替資産の欠如も新型コロナウイルスと関連している可能性がある。英国、アイルランド、フランスなど欧州各国が再び「ロックダウン」に入った。投資家は景気が悪化する恐れがある中で、通貨や株式市場がどうなるのかと神経質になっている。ビットコイン価格が上昇した第四の要因として、米司法省が5日、ロス・ウルブリヒト氏が開設したダークネットサイト「シルクロード」関連のビットコイン6万9370BTC(現在のレートで100億円以上)を押収したニュースを挙げている。これは、仮想通貨市場における押収額として過去最大。
アナリストは第五の要因として、米マイクロストラテジーと米大手決済「スクエア」がビットコインを大量に購入している点を指摘。両社の動きは、多くの人がビットコインを見逃すことを恐れて購入するのを後押しし、別の資産としてのビットコインのステータスを強化している可能性があるという。
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