22:32 2021年09月22日
経済
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米国では金、石油などの商品とともに水もウォール街で取引されるようになった。すでに2020年9月には、水の先物取引を立ち上げる計画が報じられていた。この動きは、山火事と暑さが米西海岸に深刻な水不足をもたらしたことが影響している。

ブルームバーグによると、この水先物によって農家や電力会社など水を大量に消費する需要家は、水道の価格変動のリスク管理が可能になるという。

ブルームバーグは、この水先物が2018年に開始された水の価格変動を示す指数「ナスダック・ベレス・カリフォルニア・ウォーター・インデックス」と連動していると指摘している。

7日に有効になった2021年1月の契約は、2件の取引で構成されている。水先物は金銭で決済されることになるが、現物(水)の受け渡しは必要とされない。その契約1件には326万ガロンの水が含まれている。米CMEグループによると、この先物は、水の利用者がリスクを管理し、需要と供給をよりよく調整するのに役立つという。

水不足の問題

RBCキャピタル・マーケッツのマネージングディレクターでアナリストのディーン・ドレイ氏は、気候変動、干ばつ、人口増加により水不足と水の価格設定の問題は、今後数年にわたってホットな話題となる可能性が高いと指摘している。

CMEグループの株式インデックスとオルタナティブ投資商品部門の責任者、ティム・マコート氏は、現在20億人が水の問題で悩まされている国で暮らしており、4年後には世界のほぼ3分の2が水不足に直面する可能性があると説明している。


米国防総省の要請で専門家らが作成した報告書では、水資源の枯渇に伴うリスクを警告している。その報告書によると、特に危険となる可能性があるのは、多数の国が飲料水を求めて新たな領土を奪い取る場合に発生する統制の利かない移住だと指摘されている。

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