ロシアの原油・コンデンセートの生産量 過去10年間の最低水準に近づく

© REUTERS / Sergei Karpukhinロシアの原油・コンデンセートの生産量 過去10年間の最低水準に近づく
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ロシアの2020年の原油・コンデンセートの生産量は、前年比8.6%減の5億1268万トンだった。過去9年間で最低の水準、また2010年につけた過去10年間の最低水準の5億1230万トンに近づいた。

平均生産量(日量 )は1027万バレルの水準だった。

ロシア最大の原油生産企業は引き続き「ロスネフチ」で、生産量は1億7996万トン(総生産量の35.1%)。2位は「ルクオイル」、3位は「スルグトネフテガス」、4位は「ガスプロムネフチ」、5位は「タトネフチ」だった。

ロシアの2019年の原油・コンデンセートの生産量は5億6800万トンで、ソ連崩壊後の最高水準を記録した。平均生産量(日量 )は、1125万トンだった。一方、新型コロナウイルスの世界的大流行が始まり、世界の石油市場は急激な需要減少に伴う打撃を受けた。昨年3月、2016年から実施されていた石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産体制が崩壊し、状況が悪化した。OPECプラスは4月、ようやく新たな合意を締結した。

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