ニューヨーク商品取引所(Comex)では日本時間15時29分、ゴールドの6月先物取引価格が7ドル50セント(0.43%)上昇し、1トロイオンスあたり1743ドル80セントの値を付けた。銀の5月先物も0.32%上がって1オンス25ドル60.5セントの値を付けている。
パウエル議長は前日14日、FRSは引き続き経済への支援策を行うことを確証し、インフレ率が達成指標の2%に至らず、労働市場が完全に回復しないうちは、金融政策を厳格化する構えはないことを明らかにしていた。同議長はこう述べる一方で、このような回復は来年2022年より前に起きることはまずないだろうとの考えを示している。
FRSは3月の会議の結果、労働市場、インフレの達成指標への動きで目立った進展が見られないうちは当分の間、毎月1200億ドル分のゴールド資本の購入を続ける計画を表していた。
過去3回の取引結果に基づくドル安もまた、ゴールド価格の支えに一役かっている。
関連記事