ブルームバーグがIEAを引用して伝えたところによると、2月の先進国の原油在庫は2015~2019年の平均を5700万バレル上回る水準にとどまった。なお、2020年7月の過剰在庫は約5倍の2億4900万バレルだった。
原油在庫量が最も多いのは中国で、米国の在庫量はパンデミック前の水準にほぼ戻り、2月は12億8000万バレルだった。
ブルームバーグによると、米国の東海岸では先週、原油在庫が30年ぶりの低水準となった。またタンカーに積まれて保管されている原油在庫は、過去2週間で27%減の5070万バレルとなった。
ロンドンのICEでは16日、ブレン原油先物6月限の価格が上昇し、1バレル=67.08ドルをつけた。
ブルームバーグによると、今年下期に予測される原油在庫の減少を背景に、原油価格は1バレル=74ドルまで上昇する可能性がある。
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