ブレント原油価格が2年ぶりに70ドルを突破、ワクチン接種が影響

© AP Photo / Vahid Salemi原油
原油 - Sputnik 日本, 1920, 02.06.2021
サイン
ブレント原油の8月先物価格は1バレル70ドルを上回り、2019年5月18日以来の水準にまで回復した。市場の取引結果で明らかになった。

ブレント原油の8月先物価格は1.34パーセント上昇し、70.25ドルまで値を上げた。WTIの7月先物価格は2.1パーセント上昇し、1バレルあたり67.72ドルとなった。

Sinovac製コロナ用ワクチン - Sputnik 日本, 1920, 02.06.2021
WHO 中国シノバック社製薬を7番目のコロナ用ワクチンとして承認

1日にはOPECプラスの会合が行われた。会合の結果、原油の協調減産は以前の水準を維持することが決まり、7月時点の掘削量は若干上昇する形となった。EABインベストメント・グループのストラテジスト、アーニム・ホルツァー氏(Arnim Holzer)はこの状況について、「OPECプラスの決定によりエネルギー産業における価格と投資の水準が維持される」と指摘している。

先にロシア政府のアレクサンドル・ノヴァク副首相は、OPECプラスが2021年の原油需要に対する見通しを日量600万バレルまで上昇させたことを明らかにしていた。また、国際市場における原油と石油製品の需要回復は、ワクチン接種により急速に進んでいるとも指摘した。

関連ニュース

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала