原油価格は1バレル=100ドル台に戻る可能性がある 石油大手経営陣

© REUTERS / Andrew Cullen 原油
原油 - Sputnik 日本, 1920, 24.06.2021
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 世界の石油大手数社の経営陣は、石油・ガス分野への投資不足が将来的に市場での供給減少を引き起こすため、原油価格は上昇を続け、1バレル=100ドル台に戻る可能性があるとの見方を示した。ブルームバーグが報じた。

ブレント原油が最後に1バレル=100ドルを超えたのは2014年9月。

石油・ガス部門への投資不足は、現在の価格上昇の一因となっており、経済は再び回復しているため、将来的に需給ギャップを拡大する。ブルームバーグが、米石油大手エクソンモービルのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)を引用して報じた。ウッズ氏によると、短期的展望としては、石油価格のさらなる上昇が最も可能性の高いシナリオと考えられる。

またブルームバーグによると、石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルとトタルエナジーズ(旧トタル)の上層部も、主要な商品トレーダーや銀行とともに、原油価格は1バレル=100ドルまで上昇する可能性があると予測している。トタルエナジーズのパトリック ・プヤンネCEOは「1バレル=100ドルに達するチャンスはあるが、今後数年間は、再び低価格を目にすることになるだろう」と述べた。

石油トレーダー大手トラフィグラのジェレミー・ビア取締役会会長も先週、原油価格は来年、1バレル=100ドルを突破する可能性があるとの見方を示した。同氏は、石油の供給と在庫減少で起こりうる問題によって、ポジティブな動きが促進される可能性があると考えている。

バンク・オブ・アメリカは今週、2022年に原油価格が100ドルに達する6つの理由を発表した。

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