日本からの渡航者への入国制限強まる 56の国と地域へ

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16日、外務省が発表したところによれば、新型コロナウイルスの影響から、日本からの渡航者に入国・入域を制限している国・地域が56と増加、また、日本からの入国・入域後に行動制限措置を取っている国・地域が84となった。

現在、入国・入域制限が実施されているのは、中国や韓国、インド、デンマーク、チェコ、アルゼンチンなど56の国と地域。また、入国・入域後の行動制限の措置を取っている国・地域は台湾、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなど84の国と地域となった。行動制限ではオーストラリアではすべての入国者に2週間の隔離措置を求め、また、シンガポールでは入国後の2週間の自宅待機や外出の禁止措置を取っている。

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感染拡大に対する対策強化は世界的に強められており、そのことが日本からの渡航者への制限強化につながっている。日本も中国や韓国をはじめとして入国制限を強めている。

米国は欧州26カ国からの入国禁止措置を取り、さらにその範囲を英国、アイルランドに広げた。この措置から米国の感染者数の拡大は鈍化傾向となり、欧州からの入国制限は一定の効果を上げているといえる。また、欧州各国は非常事態を宣言し、空港閉鎖、国境封鎖などの徹底的な水際対策の強化をはじめている。

パンデミックの発表

ジュネーブでのブリーフィングの際に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、世界的な新型コロナウイルスの拡大がパンデミックの性格をおびてきたと指摘した。

​「パンデミック」とは伝染病の拡大が特別に深刻な際に使用される表現。国内をはじめ近隣諸国、時には世界中の多くの国々に伝染病が拡大する状況を意味する。

© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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