米国　コロナ危機からほぼすべての金が買い占め　他国に援助を要請

米国の投資家と銀行家らは、新型コロナウイルスの拡大から、金塊と金貨の深刻な不足に直面している。27日、「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙が報じた。

「ディーラーはすべて売却したか、一時的に中断した。1856年から独自のインゴットを鋳造したクレディ・スイス・グループAGは今週、クライアントに対し、問い合わせする価値さえないと連絡した。ロンドンでは、ニューヨークの取引所に自身の金塊を届けるため、銀行家が自家用機を借りるか、または、軍の輸送機を見つけようとした」と同紙は報じた。

取引所の金不足は、ウォール・ストリートの銀行家らがカナダに援助を求めるという事態を招いた。「ロイヤル・カナディアン・ミントには、ニューヨークに供給する可能性がある金塊の鋳造増加の要請が殺到した」と同紙は強調している。

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