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ロシアのフィギュア界で初の感染例が確認

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ロシアのフィギュアスケート界でも初の感染例が確認された。マスコミ報道によれば、陽性反応が出たのは元五輪チャンピオンのオレグ・ヴァシーリエフ氏。ヴァシーリエフ氏は現在、ロシア国内チャンピオン、欧州チャンピオンのアレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー組が練習を行っているサンクトペテルブルクのスポーツクラブでコーチとして働いている。

3月30日、MashにあるロシアのメッセンジャーのTelegramのチャンネルの情報によれば、 陽性反応が出たのは元五輪選手で現在、コーチ業に従事しているオレグ・ヴァシーリエフ氏。ヴァシーリエフ氏の年齢は60歳であることから、感染が深刻な結果を及ぼす恐れのあるカテゴリーに分類される。

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ヴァシーリエフ氏は妻と娘たちを伴ってのスイス旅行から帰国した後、医者の診断を受けることにしたという。家族全員が検査を受けたが、ヴァシーリエフ氏と娘のひとりに陽性反応が出た。ふたりはさらに別の検査を行っており、現在、自宅隔離を行いながら、その結果待ちの状態にある。

ヴァシーリエフ氏が渡航した先のスイスではこの1日の間に1100人を超す感染者が確認され、38人が死亡している。これまでに感染者数は1万5475人、死者は295人を出したスイスは非常事態宣言を発令し、娯楽施設、スポーツセンター、食料品を販売する以外の店を全て閉鎖した。

ヴァシーリエフ氏はマスコミからの取材に対し、感染の事実は各層とはしなかったものの、詳細についてはコメントを避けた。

ヴァシーリエフ氏はここ数年はサンクトペテルブルクの有名な「タアーラ・モスクヴィナ・スポーツクラブ」でコーチとして勤務。国内チャンピオン、欧州チャンピオンのペアのアレクサンドラ・ボイコワ(18)/ドミトリー・コズロフスキー(20)組、ジュニア世界選手権、男子銅メダリストのピョートル・グメンニク(17)を育てているほか、前シーズンのグランプリシリーズ、ファイナルで銅を勝ち取った、ペアのアナスタシヤ・ミーシナ(18)/アレクサンドル・ガリャモフ組も最近、門下に入った。

ヴァシーリエフ氏はペアスケーティングのトレーニングが専門で、アリサ・エフィーモワ(20)/アレクサンドル・コロヴィン(26)組を育てあげたが、ふたりは2月にペアを解散している。このふたりが去ってもヴァシーリエフ氏には新たな生徒が現れるだろうが、現れたとしても感染拡大の中でリンクでのトレーニングはまだ先になりそうだ。


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