集団感染の米空母 情報漏えいで艦長を罷免=米海軍

© REUTERS / U.S. Navy

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トーマス・モドリー米海軍長官代行は新型コロナウイルスの集団感染が発生した空母「セオドア・ルーズベルト」を指揮するブラット・クロージャー艦長の罷免を発表した。クロージャー艦長が情報をメディアにリークしたことを罷免の理由として挙げている。

記者会見でモドリー長官代行は空母「セオドア・ルーズベルト」の集団感染について言及した中で、艦長には「荷が重すぎた」として、罷免が最良の解決策との見解を示した。

新聞に掲載された(艦長の)手紙を目にしたときは実に驚いた。あれはリークしてよいものではない。これは彼の責任だ。

モドリー長官代行はこうした情報が外部に流出することで、「海軍が混乱状態にあり、状況打開は困難」という「誤った認識」を生むとした。

米海軍作戦部長のマイケル・ギルディ海軍大将は「信頼を失った」として、クロージャー艦長の罷免を支持した。

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先にクロージャー艦長は新型コロナウイルスの集団感染を防ぐため、全乗組員5千人のうち、およそ4千人の下船について許可を海軍司令部に仰いでいた。

米空母「セオドア・ルーズベルト」が最後に入港したのは、ベトナムのダナン港。それから15日後の3月24日、艦内で初の新型コロナウイルス感染者が確認された。これを受けて同艦は急遽、米グアムの海軍基地に向かい、乗組員2700人を下船させることになった。下船する乗組員の大半は隔離措置を受けることになっている。

米ジョンズ・ホプキンズ大学の最新発表によれば、世界では現時点で100万2159人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち5万1485人の死亡が確認されている。

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