20:21 2020年05月29日
新型コロナウイルス
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ノースウェスタン大学(米イリノイ州)の研究チームは、新型コロナウイルスの高死亡率とビタミンD不足には強い相関関係があることを発見した。

複数大陸の異なる病院の統計を分析したところ、イタリア、スペイン、英国などCOVID-19の死亡率が高い国の患者は、パンデミックの影響が少ない国に比べてビタミンD量が低いことが判明した。

これより前、エリザベス病院とイーストアングリア大学の研究チームも同じような結論が出たことを報告している。

今回の研究の発表者によると、死亡率の差は、国の医療システムの質や国民の年齢構成、あるいは検査数によるものではないという。

チームリーダーを務めたバイオメディカル工学専門家、ワジム・バックマン教授は、北イタリアは医療クオリティではトップクラスだが、新型コロナの死亡率は他の地域や国と比べて多いと述べる。

同時に、COVID-19による死亡率とビタミンD不足の相関関係は多種多様な患者グループを比較した場合に依然として大きく、刺激に対する免疫システムの過剰反応により炎症プロセスが加速していると研究チームは推測する。

このような反応は肺を破壊し、また急性呼吸器症候群と死を誘引する。ウイルスそのものによる肺の損傷ではなく、免疫反応こそが多くのケースにおいてコロナ患者の死を招いていると研究チームは考えている。

研究チームは、ビタミンDは免疫を強化するだけでなく、それを制御し、人体に危険な過剰反応状態になることを防ぐと指摘する。

一方で、ビタミンDの過剰摂取は様々な副作用を招くと警告している。COVID-19を克服するための適切な量については、データ不足のためまだ特定できていないという。

経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
© Sputnik / Savitskaya Kristina
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