10:59 2020年12月03日
新型コロナウイルス
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新型コロナウイルス感染を最小量でも完全に阻止できる中和抗体が、米ピッツバー大学の研究者らによって発見された。この研究結果は、科学誌「セル」に掲載されている。

今回発見された新型コロナウイルスの中和抗体は、VH-Fc Ab8。この抗体は、従来のフルサイズの抗体よりも10倍小さい。

ウイルスには突起状のスパイクがあるが、これが細胞に取り付くことで侵入する。そこで研究者らは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を捉えて細胞に取り付くのを防ぐ可能性のある1000億個以上の化合物を解析した結果、VH-Fc Ab8が中和抗体としてふさわしいことが分かった。またAb8は、免疫グロブリンのVH部分との親和性が高いタンパク質だという。

今回の研究で、VH-Fc Ab8がマウスやハムスターの新型コロナウイルス感染予防や治療に高い効果を発揮することが明らかになった。論文で研究者らは、この中和抗体は細胞内のウイルスを中和するために拡散する能力を持っており、中和抗体として優れた効果があると結論付けている。

さらにVH-Fc Ab8は、ヒトの細胞には結合しないことから人体に悪影響を及ぼすことがないという長所があるという。

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