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新型コロナウイルス
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ワクチン配布で犯罪急増 インターポール事務総長

© REUTERS / Edgar Suワクチン配布で犯罪急増 インターポール事務総長
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国際刑事警察機構(インターポール)のユルゲン・ストック事務総長は独経済誌Wirtschaftswocheからの取材に答えた中で、コロナウイルスのワクチンが供給される中で犯罪活動が活発化するとの予測を表した。

「ワクチンは2021年における液体のゴールドだ。この最も価値の高いものが来る年に配分される。マフィアやその他の犯罪組織はすでにこれに向けた準備を整えた。ワクチンの出現から犯罪は本格的に増える。ワクチン保管庫の盗難や侵入、ワクチン輸送への襲撃、価値の高いマテリアルへのアクセスを迅速に得ようとして起きる汚職に我々は注視していく。ワクチンの承認される前の段階ですでに偽のワクチンがあちこちに出現している。」ストック事務総長は、コロナウイルスのパンデミックは「犯罪のパンデミック」も引き寄せてしまったと語る。

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ストック事務総長は、犯罪組織らは感染拡大の始まりからCOVID-19を餌にいかに儲けるかについて策を練り始めたと断言している。犯罪者らはまず、低質なマスク、偽の消毒薬、抗ウイルス薬の生産、流通から着手した。インターポールは90か国で生産の海賊行為を封じる作戦を2020年3月から開始しており、現時点までに1億5000万ドル(およそ15億5000万円)相当の医療用防護服、予防薬を摘発している。

 ストック事務総長はまた、テレワークへの移行は犯罪者に新たな可能性を開いてしまったと語る。

「防御の甘いパソコンは、企業のシステム網に侵入しようとするサイバー犯罪を招いてしまう。パンデミック危機で国が従来の官僚主義的手続きを省き、インターネットポータルを通じた財政支援を行おうとすると、この隙間に犯罪者は入り込もうとする。犯罪者らは盗んだIDデータを使い、支援要請を出そうとしている市民を偽のサイトに誘導してしまうからだ。」ストック氏は

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