「トランプ政権のワクチン普及計画はあまりにも遅れている。あまりにもひどい遅れだ。」29日、バイデン氏はこうした声明を表し、現在のようなスピードで展開された場合、「全米の国民に接種するためには数か月どころか数年かかる」と現状の悲惨さを嘆いた。
米国でのワクチン接種は、トランプ政権がイニシアティブに「光速を超えるスピードのオペレーション」と名付けた割には、期待に反して遅々として進んでいない。公式の発表では現在までに終了しているのは900万本のワクチンのうちわずか100万本ほど。
バイデン氏は、接種のスピードアップを図る方法は現在、模索中と述べており、ハフィントンポスト紙によれば、バイデン氏本人は、就任後、100日以内にまず1億人(2019年調べで米人口は3.282億人)に接種が終了するよう期待している。