同メディアによると、Aifaはまだ決定を公表していないものの、主に18〜55歳の人々にアストラゼネカ社のワクチンの使用を推奨していることが明らかになった。
さらに、伊コリエーレ・デラ・セラ紙の情報によると、Aifaは、アストラゼネカ社のワクチンを、イタリア国内で既に使用されているファイザー社及びバイオエヌテック社のワクチン、モデルナ社のワクチンとは「同質のものではない」と認めている。
Aifaのこうした姿勢は、アストラゼネカ社が発表したワクチンの高齢者に対する有効性のデータが不十分であったことに基づいている。27日には、Aifaのジョルジオ・パールー局長が、主に労働可能な年齢層への接種にアストラゼネカ社のワクチンを使用することを提案した。
先に、欧州医薬品庁(EMA)は18歳以上の接種を対象に、アストラゼネカ社のワクチンの取引を欧州連合(EU)内で許可した。ただし、独ロベルト・コッホ研究所の予防接種常任委員会(STIKO)は同ワクチンについて、65歳以上には接種を推奨していない。Aifaの専門家は、アストラゼネカ社から新しいデータが提供された場合、今回の決定を修正する可能性があるとしている。
したがって、イタリアではファイザー社及びバイオエヌテック社のワクチン、モデルナ社のワクチンのみが引き続き高齢者の接種に使用される。専門家によると、ファイザーからのワクチン供給が削減されたことをうけ、集団接種の期間は大幅に長期化する可能性がある。
伊保健省によると、30日の時点で、48万3千人が新型コロナウイルスワクチンの2回の接種を完了している。
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