6日、英フィナンシャル・タイムズ紙は、アストラゼネカ社の2026人が参加した南アフリカでの臨床試験で、2回のワクチン接種は南アフリカ型変異種による感染症の軽度から中等症を予防する効果を示さなかったと報じた。
アストラゼネカ社の代表は、小規模な第I/II相試験の初期データについて言及し「南アフリカの菌株による感染症の軽症には、ワクチンの効果は限られている」と語った。
一方で、代表は「重症化の予防に役立つとされている他のCOVID-19ワクチンと同じく、(使用時に)中和抗体が活性化するため、我々は当社のワクチンは重症化を防ぐことができると考えている」と述べた。
オックスフォード大学は、現在、ウイルスの最も一般的な変異株の特性を考慮に入れて改良中であることを強調している。
以前、米ノババックスと米ジョンソンエンドジョンソンは、他の菌株と比較して、コロナウイルスの南アフリカの菌株に対してワクチンの効果が低いと報告していた。また、ファイザーとバイオエヌテックのワクチンも、実験で南アフリカ型菌株に対する効果がわずかに劣ることを示していた。
南アフリカ型変異種
新型コロナウイルスの別の変異種501.V2は、10月に南アフリカで最初に発見された。欧州疾病管理予防センター(ECDC)によると、南アフリカでは現在、同変異種への感染が主流になりつつある。現時点での調査では英国で発見された変異種と同様、501.V2も従来種より感染力が強いことが示されているが、重症化に影響するという証拠は今のところない。
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