新型コロナ、2019年12月より前に発生していた可能性　WHO調査チーム＝WSJ

新型コロナウイルスの発生源を調べるために中国の湖北省武漢市に派遣された世界保健機関（WHO）の専門家チームが実施した調査の中間結果は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染が2019年12月より前に発生していたことを物語っている。WHOの専門家チームは、中国当局に追加分析を実施する許可を求めた。ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が、専門家チームの話を引用して報じた。

専門家チームによると、中国中部では武漢市における最初の感染例が報告される2ヶ月前に約90人が新型コロナウイルスの症状を訴えて入院していた。WSJが伝えた。

WHOの専門家チームを率いるピーター・ベンエンバレク氏はWSJに「さらなる調査が必要だ」と述べたという。ベンエンバレク氏は、中間結果の詳細は明らかにしなかった。

先に専門家チームは、新型コロナウイルスの人への感染に関する4つの可能性を指摘した。

WHOの専門家チームは1月14日に武漢市の到着し、新型コロナウイルスのパンデミックの発生原因の究明を行なった。

中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たち は海鮮市場に出入りしていた。

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