02:33 2021年06月23日
新型コロナウイルス
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なぜ新型コロナウイルスの発症が感染者によって様々で、小児多臓器性炎症候群(MIS-C)などの重篤な合併症を引き起こすのかを、米マサチューセッツ工科大学の研究者らが明らかにした。その原因は、望まない反応を引き起こす特定の種類の抗体が関係している。この研究論文が、医学誌「ネイチャー・メディシン」に掲載された。

研究者らは今回、新型コロナウイルス感染後にMIS-Cを発症した子どもは、IgG抗体のレベルが高いことを突き止めた。IgGは通常、感染をコントロールするのに役立つが、MIS-Cの場合はこの抗体が免疫細胞を活性化させる。

IgGはマクロファージと相互作用し、マクロファージを過度に活性化させてしまうという。マクロファージは多くの組織や臓器に存在していることから、炎症のプロセスを推し進めていく。

成人の新型コロナウイルス重症者ではIgA抗体のレベルが上昇し、この抗体は好中球と呼ばれる免疫細胞と相互作用した結果、サイトカインが分泌される。そして、IgA抗体が多すぎるとサイトカインストームが発生する。

研究者らは、今回の発見が、免疫応答の保護機能を維持させつつその応答を抑止あるいは修正させ、有害な応答を減少させる治療法の開発に役立つことを期待している。

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