09:38 2021年04月22日
新型コロナウイルス
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ドイツのウェブサイト「ダス・エルステ」が伝えるところによれば、欧州連合(EU)では今夏にもワクチンパスポートを発行する。しかし、欧州議会の多くの加盟国が、パスポートは社会を接種した人としていない人に分断するものだとして懸念を表している。加えて、「ダス・エルステ」は、すべてのEU加盟国が足並みを揃えて、接種した市民に移動の自由を保証するかどうかについては欧州議会も疑問視していると伝えている。

「ダス・エルステ」は、欧州委員会は、偽造不可能な、EU加盟国共通のワクチンパスポートの導入を計画していると報じている。接種した人としていない人の分断を回避するため、欧州委員会はこの書類に、ワクチン接種に関する情報だけでなく、コロナウイルスの検査結果も記載するよう提案している。まだ欧州委員会では、ワクチンパスポートに記載される重要な医療情報などの個人データの保管については、共通のワクチン接種管理システムに収集されず、個人で管理するとしている。

一方で、欧州の共通ワクチンパスポートに反対する人たちは、近い将来、すべてのEU加盟国が接種を受けた人の移動の自由に関して、共通の規則を取りまとめることができるとは思えないとしている。「ダス・エルステ」は、それは依然として、この問題をめぐる協議が行き詰まりを見せていることによると指摘している。

またワクチンパスポートが2021年の夏までに導入されるとは思えないという議員も多い。というのも、27カ国すべてが夏までの3ヶ月に輸送および技術的問題をすべて解決できるとは考えにくいからである。

また、医療関係者らが、ワクチン接種を行なった人たちが周囲に対して完全に安全であるのか、また予防効果がどれほどの期間、保たれるのかについて、明言していないことも、欧州委員会のメンバーたちを冷ややかな態度にしており、「ダス・エルステ」はこうした問題をはっきりさせることが必要だと指摘している。

エストニアが、近隣諸国(リトアニア、ラトビア、フィンランド、スウェーデン)との間で形成している観光圏での市民の移動の自由を保証するため、デジタル方式のワクチンパスポートの試運転を急いでいるというニュースは「スプートニク」の過去の記事からお読みいただけます。

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