ライエン委員長は「欧州は第3波の初期段階にある」と述べ、「EUの多くの国で再び感染が拡大している」と懸念を示した。
ライエン委員長は、こうした状況はワクチン接種の重要性を示しているとみなす。EUの国々はワクチン接種キャンペーンの開始以来、すなわち約3ヶ月のうちに各製薬会社のコロナウイルスワクチン約8800万回を接種した。約1820万人(EU人口の約4.1%)が2回目の接種まで終えたという。
ECの目標は、夏の終わりまでに成人の70%に予防接種を行うことだ。ECのサンドラ・ガリーナ保健局長は以前、ECは今夏の終わりまでにEUの成人約2億5500万人にコロナウイルスワクチンの接種を行うことができる見込みだと説明した。
現在、EU市場ではファイザー/バイオンテック、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソン&ジョンソンの4つのワクチンが認可されている。しかし、EUはワクチン接種キャンペーンの開始以来、ワクチンの供給で苦戦している。
一方で、ガリーナ氏によれば、現在ECはアストラゼネカを除くすべての企業によるワクチンの供給状況に満足している。ジョンソン&ジョンソンからの出荷は4月中旬から開始される予定。
EUは24日、新型コロナウイルスワクチンの輸出規制を見直し、接種率がEUよりも高い国や、英国などの供給が遅れている国に対する輸出停止を簡素化することを提案した。
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