19:03 2021年08月01日
新型コロナウイルス
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英国の研究者グループは、血液中に抗体を持つ診療施設の患者および職員の、新型コロナ再感染の件数に関する新たなデータを医学雑誌「ランセット」に掲載した。

調査では、医療従事者の間でも、また患者の間でも2%の再感染者が確認された。再感染した人たちとそれ以外の抗体保有者の間で、調査開始時の抗体価に差はなかった。

新型コロナ感染症によるパンデミックは1年以上にわたって続いているが、新型コロナの異なる変異株を予防するために必要な最低抗体価がどれくらいなのかは依然として分かっていない。米国では1億100万人がワクチン接種を受けた後、1万262人の感染者が確認され、160人が死亡した。また、感染によって獲得された免疫についてはさらに詳細は不明である。感染で作られた免疫がどれほど感染を予防し、それがどれくらい継続するのかについて、解明されていない。

今回の再感染に関する新たなデータは英国でまとめられたものである。ローラ・シャルクロス氏率いる英ロンドン大学の研究者らは、高齢者のための診療施設の医療従事者(1,429人)と患者(682人)の調査、分析を行った。

調査を開始する時点で、患者226人(33%)と職員408人(29%)が新型コロナの抗体を保有していることが確認された。新型コロナ感染症と診断されたのは、調査開始時に抗体を持っていなかった患者で20%(93人)、また抗体を持っていた患者では2%(4人)だった。一方、抗体を持たない医療従事者の間で感染したのは、11%(111人)、抗体を持つ職員の間では2%(10人)だった。

つまり、患者も医療従事者も、抗体を持たない場合は、抗体を持っている場合に比べ、新型コロナの感染リスクはかなり高いということになる。しかも、再感染者とその他の抗体保有者の間に、抗体価の差異はないため、免疫の持続期間を算出し、ワクチン接種の日程を組むには、コロナ感染後の液性免疫、細胞性免疫についてさらに調査する必要があると研究者らは指摘している。

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