03:53 2021年09月26日
新型コロナウイルス
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生物学者らは、ここ最近でSARS-CoV-2コロナウイルスのより危険な亜種が複数出現したことについて、その進化の速度が速まったことに原因があることを発見した。以前の変異の蓄積スピードは1ヶ月に2個程度だったものの、現在、その数は10〜15個にまで増えている。この研究結果は、プレプリントサーバーmedRxivで公開されている。

メルボルン大学の研究者たちは、既存のアルファ、ベータ、ガンマ、デルタに加え、より危険性が高く、致死的な「懸念される変異株(VOC)」の亜種が出現したのは、ウイルスの突然変異の蓄積が加速したためではないかと推測した。

科学者たちは、SARS-CoV-2のゲノムデータのオープンアクセスを提供するGISAIDデータベースを使用し、そこから得られたSARS-CoV-2の遺伝子配列を分析し、その進化の速度を検証した。その結果、ある時期には進化の速度が通常の4倍になることが判明した。つまり全体的な進化の速度から試算すると新しい亜種は数ヶ月ではなく、数週間単位で出現することになる。

研究者の推定では、アルファ株に必要な変異数が蓄積されるまでに14週間、ベータ株、ガンマ株、デルタ株ではそれぞれ4週間、17週間、6週間がかかった。

ここで重要な役割を演じたのは宿主細胞への侵入を担う、ウイルスのスパイクタンパク質の変異だった。こうした変異は、SARS-CoV-2の新しい亜種の伝達性、感染性、免疫原性を著しく高めるため、特に危険性が高い。

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