研究者らが新型コロナ下で生き残る重要な要因を特定

カナダとスペインの研究者らが新型コロナ患者の生存に関して鍵となる要因を特定した。それは、ワクチン接種で形成されるコロナウイルスのスパイクタンパク質に対する特殊な抗体の指数だ。学術誌『Journal of Internal Medicine』が発表した。

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する抗体反応が弱いことが、同ウイルスの感染死の主要な要因となり、抗体の総数と血中のウイルスのRNAの量が直接的にこの指数と関係している。

スパイクタンパク質に対する抗体反応が弱い下では、高い場合より抗体数は2.5倍化し、また、ウイルスRNA負荷は逆に抗体の量に比例する。

研究者らは、この結果が、新型コロナウイルスの克服のため、危険な状態にある各患者に必要な抗体の最適なレベルを確立するのを助けことを期待している。

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