第9回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で安田理沙さんが2位に

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シベリアの町ノヴォシビルスクで12月5-15日まで第9回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールが開かれた。コンクールにはロシア、ウクライナ、ドイツ、韓国、中国、日本、台湾、米国、カナダを含む23カ国から若い音楽家127人が参加した。

同コンクールでは、ヴァイオリン部門に出場した日本人の安田理沙さん(16)が、2位に入賞した。安田さんは1999年9月24日に名古屋で生まれ、3歳よりヴァイオリンを始めた。現在はヤマハ音楽支援制度

「音楽奨学支援」を受け、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校に在学し、ピエール・アモイヤルと清水高師の各氏に師事している。

安田さんは「スプートニク」の電話インタビューで、コンクールの印象について次のように語って下さった-

「一番素晴らしいコンクールに参加できたことを嬉しく思っております。チャイコフスキーの音楽はとても温かい音色で弾かなければいけないのですが、そういうニュアンスを出すのが難しいです。ここの国の皆さんはとても温かくて、とても親切で、外は寒いけど、あたたかいなと思います」

安田さんは海外で自分のことを「リーザ」と呼んでいる。それはなぜなのか?理由を尋ねてみた。安田さんは、次のように答えてくださったー

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第9回国際チャイコフスキー青年コンクールのファイナルに日本人ヴァイオリニストの安田理沙さんが進出
「イタリアに住んでいたことがありまして、その時はまだ小学生で、イタリアではお米のことをリーゾ(Riso)というのですが、リーゾとリーザが似ているのでいじめられてしまったのでRをLに変えました。日本では、りさ(理沙)です。海外ではリーザなのかなって、思っています」

ピアノ部門の1位は、韓国のエー・ソーアフさん、チェロ部門はロシアのアナスタシア・ウシャコワさんとマリヤ・ザイツェワさんの2人が分け合った。ヴァイオリン部門の1位にも、韓国のキム・ドンヒョンさんとロシアのマリヤ・アンドレエワさんの2人が選ばれた。

若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールは、1992年に創設された。参加資格は、17歳以下で、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3部門で開かれている。2015年はロシアの偉大な作曲家チャイコフスキーの生誕175周年を記念して、初めてシベリア最大の都市ノヴォシビルスクで開催された。

 

 

 

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