00:46 2019年01月23日
友情を育むトラの「アムール」とヤギの「チムール」 「原生状態のロシア」フェスティバルの名誉ゲストに

友情を育むトラの「アムール」とヤギの「チムール」 自然際「原初のロシア」の名誉ゲストに

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モスクワで1月22日、第3回自然フェスティバル「原初のロシア」が開幕する。同フェスティバルでは、非常に優れた写真家たちがサハリン、バイカル湖、カフカス、アルタイ、ベーリング島、カムチャツカなど、ロシアの様々な場所で2015年に撮影した400枚以上の写真が展示される。

なお今年のフェスティバルの主要プログラムは、「ロシアの母なる川」と呼ばれる、欧州最長の川、ヴォルガ川。フェスティバルでは、ヴォルガ川の右岸と左岸を象徴する2つの巨大スクリーンに、9日半にわたるヴォルガ川遠征のドキュメンタリー映像が映し出される。1ヶ月におよぶフェスティバルの期間中、ヴォルガ川の遠征の様子を撮影した映像は、3回流される。

自然フェスティバル「原初のロシア」では、ロシアの著名な冒険家フョードル・コニュホフ氏の北極をテーマとしたアート展覧会も初めて開かれるほか、コニュホフ氏が今年2016年に予定している気球による世界一周について自ら語るトークショーも行われる。

またフェスティバルの責任者オレグ・パンテレエフ氏によると、高名なプログラマーで起業家のエヴゲーニー・カスペルスキー氏による、「カリーニングラードからチュコトカまで」と名付けられた素晴らしい展覧会も開かれる予定。

しかし、フェスティバルを訪れる大勢の人々が最も楽しみにしているのは、昨年人気者となったロシア・沿海地方のサファリパークのトラ「アムール」とヤギ「チムール」のイベントだ。フェスティバルの開幕を前に開かれた記者会見で、沿海地方サファリパークのドミトリー・メゼンツェフ園長は、「アムール・チームル」プロジェクトについて、次のように語った‐

「フェスティバルが開幕する1月22日、アムールとチムールが一緒に暮らすようになってからちょうど2か月を迎えます。アムールとチムールの共同生活は、全ての人を驚かせました。私もその一人です。これは不可解で、驚くべきことです。私はこの状況を、人間に対する手本として考えています。ここで重要なのは、アムールでもチムールでも、またサファリパークのPRでもなく、人間に対する手本です。この2頭は全く異なる動物ですが、仲良く暮らしています。一方で人間は、同じようでありながら、戦っているのです。そのため、この手本は必要なのです。ですから私たちは今後も彼らを一緒にしておく予定です。1月22日、サファリパークでは5台目のウェブカメラが稼働し、フェスティバルの全ての参加者、そして訪れた人たちが、アムールとチムールを全角度から見ることができるようになります」

なおメゼンツェフ園長は、もしほんの少しでもトラのアムールがヤギのチムールを食べてしまう可能性があったならば、2頭をずいぶん前に別々にしていたと語った。園長によると、アムールとチムールの行動に影響を与えているのは、本能ではなく、何か別のものだという。

トラのアムールは、絶滅危惧種のアムールトラだ。アムールトラは、十分な根拠をもって、「ロシアの宝」と呼ぶことができる。なぜならアムールトラの95パーセントが、ロシアの沿海地方とハバロフスク地方に生息しているからだ。トラのアムールは、種を保存するための繁殖プログラムに参加する。メゼンツェフ園長は、次のように語った‐

「アムールは、繁殖に参加します。彼には子供ができるでしょう。チムールも繁殖に参加します。アムールが繁殖に参加するのは1年半後ですが、チムールはもっと前に参加することになります。私たちは、チムールのために花嫁を探します」

フェスティバル「原初のロシア」は外国でも反響を呼んでいる。同フェスティバルの移動展示会が世界70カ国で開催され、2年間で200万人が訪れた。パンテレエフ責任者は記者会見で、「外国ではロシアの自然に非常に大きな関心が持たれている」と述べ、フェスティバルのサイトには、米国、ウクライナ、ドイツ、フランスから毎日数千人が訪問していると語った。

自然フェスティバル「原初のロシア」は、ロシア上院(連邦会議)とロシア地理学協会の主催で開かれる。

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