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    ハリウッドがモスクワ「メトロ」に熱い眼差し

    ハリウッドがモスクワ「メトロ」に熱い眼差し

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    リュドミラ サーキャン
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    ロシア人フィクション作家ドミトリー・グルホフスキー氏の「メトロ2033」の映画化に有名なプロデューサーマイケル・デ・ルカ氏とスティーブン・レロー氏が共同で挑む。マイケル・デ・ルカ氏は、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」「ソーシャル・ネットワーク」「ゴーストライダー」、スティーブン・レロー氏は「シンシティ」で知られる。

    地上で核戦争が起きた後のモスクワ地下鉄内の人々の生活を鮮やかに劇的に描いた小説「メトロ2033」はドミトリー・グルホフスキー氏の最初の文学的実験だ。 2005年、この小説は、ロシアを代表するベストセラーの一つとなり、2007年にはヨーロッパの文学コンテスト「ユーロコン」に2007年の最高のデビュー作として認められた。37の外国語に翻訳され、世界中で百万部以上発行されている。ドミトリー・グルホフスキー氏は次のように述べた。

    「『メトロ2033』という本は、核戦争の影響についてのみならず、私がそれを書いたときの社会の状態についての本でもある。しかし、構想したのは15歳で、書き始めたとき、私は17歳だった。発表したのは25歳のときだ。そのことを理解する必要がある。そのころ私は非常に純朴で経験もなく、情報も少なかった。本の最初のバージョンは2002年にできていた。しかし私が原稿を送ったすべての出版社に出版を拒否されたので、私は、特設サイトで、インターネット上で公開することを決めた。全文を、無償でだ。それは画期的なことだった。あるいは前例のない決断だったかも知れない。その後で出版社が興味を示してきた。その後の諸作品は、すでにはるかに成熟した人間として書いた。しかし、その最初の小説でも、それに続く諸作品でも、私は何かを予言したり、警告したりするという課題を自らに設定してはいない。これは単に私の空想であり、それをエキサイティングな冒険小説の形で表現したものなのだ。それが映画化されて成功を収めたなら、私は幸せだ」

    ハリウッドはこれまでにもグルホフスキー氏の作品に関心を示したことがある。しかし、ポスト黙示録的世界の表現に必要とされるだろう高い製作費のために、プロジェクトに取りかかることは控えた。2012年に、米国のスタジオ「メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)」と「メトロ2033」小説の映画化に関する交渉が行われたが、袋小路に入ってしまった。しかし今回、小説の映画化は、グルホフスキー氏によると、信頼できる筋に手渡された。「私と私の小説は、それを過去10年間待っていた。以前、私は映画化のためにわが子をハリウッドの代表者らに渡すとき、非常に慎重だったが、今私は、しかるべき人の手に渡った、と感じている。デ・ルカとレローはこのプロジェクトについて壮大なビジョンを持っている。私は、彼らと仕事をできるのは大変な名誉だと思う」と著者は述べている。

    グルホフスキー氏の最近の本には次のようなものがある。「メトロ2034」、「メトロ2035」、「トワイライト」、「未来」。やはり読書界の高い関心を集めている。そして、これらもまた、多くのヨーロッパおよびアジア言語に翻訳されている。小説「メトロ2033」は人気コンピュータゲームのもとにもなっている。

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