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    アンドレイ・コンチャロフスキーとユリア・ヴィソーツカヤ

    日本の観客、コンチャロフスキー監督の映画「パラダイス」の感想を語る【写真】

    © 写真: 「ロシアの季節」
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    アナスタシア フェドトワ
    日本、「ロシアの季節」初の開催国に (37)
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    6月5日、世界的に有名なロシアのアンドレイ・コンチャロフスキー監督の最新作「パラダイス」が日本の観客の前で初上映された。スプートニク記者はプレミア試写会を訪れて監督に話を聞いた。

    スプートニク日本

    映画「パラダイス」は、ナチス占領下の刑務所で働くフランス人のジュールス、ナチス親衛隊兵として、ユダヤ人の大量虐殺任務に就くドイツ人のヘルムート、ナチスによるユダヤ人襲撃から子供たちを匿った罪で捕まるロシア人のオリガという3人の人物の運命の交錯を描いた作品だ。

    「パラダイス」というポジティブなタイトルとは裏腹に、映画は、「選ばれた人のための幸せ」を信じている人間によって創られた地獄について描写している。コンチャロフスキー監督は「全ての人間は幸せになりたいと思っている。20世紀とは、それぞれの国民に、幸福な国家とはどうあるべきかという理想が生まれた時代だった。そこで、地獄を創造しなければ、天国を想像することはできないという理解が生まれたのだ」と話す。

    映画は70年以上も前の出来事についてのものだが、監督は、現代に生きる私達にもこの映画はアクチュアルであるとみなしている。「何しろ現在、人々は、素晴らしい理想という名のもとに、最低な行為をしているのですから」

    主演をつとめた女優ユリア・ヴィソーツカヤは、この映画を「真実の愛のたまもの」であると告白した。そしてコンチャロフスキー監督は「もし少し哲学的なことを話すなら、悪が誘惑的であることが私を不安にさせた」と話した。

    コンチャロフスキー監督は、妻であるユリア・ヴィソーツカヤの、撮影現場での苦労について明かした。ヴィソーツカヤは、役のために頭を坊主にしなければいけないことについて知らなかったのである。これは彼女にとって大きいショックであり、2時間の間撮影現場に戻ってこられなかったほどだ。

    日本人の観客は次のような感想を述べた。「とても深い意味をもった映画だった。こういう種類の映画、つまり整前としていて大きいアクションがない映画は、日本文化や日本の観客のスタイルに近いと思う」。

    また別の観客は、映画に取り上げられているナチズムというテーマは、民族憎悪によって世界の各地で緊張感が高まっている関係から、現代日本の聴衆にとっても切実なものだと話した。

    アンドレイ・コンチャロフスキーとユリア・ヴィソーツカヤ
    © 写真: 「ロシアの季節」
    アンドレイ・コンチャロフスキーとユリア・ヴィソーツカヤ

    今年、第1回「ロシアの季節」フェスティバルの枠組みで、日本42の都市で250以上の大規模な行事が行われる。このフェスティバルには、露日間の緊密なパートナー関係発展の新たな段階という、国家レベルでの特別な意義が与えられている。

    現地からの興味深いインタビューやレポート、公演情報などは、日本で開催の「ロシアの季節」のパートナー、「スプートニク日本」のサイトからご覧いただけます!

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