12:41 2019年08月23日

3000年前のツタンカーメン像、6億円で落札 エジプトは盗まれたものと抗議

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文化
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英競売大手クリスティーズは、古代エジプトのファラオ、ツタンカーメンの頭像が競売にかけられ、470万ポンド強(約6億4000万円)で落札されたと発表した。エジプト政府は競売の中止を訴えている。

​落札されたのは、紀元前1333年〜1323年に作られた「ツタンカーメン王の顔の特徴を持った」古代エジプトの神、アモンの頭像だ。

古代エジプトにはこのように統治者を描く風習があった。

頭像は珪岩造りで高さは28.5センチに達する。落札者の情報は明かされていない。

6月上旬、エジプト外務省と考古省がクリスティーズに、像の返還を要求した。

エジプトは、頭像が1970年代、古代エジプト王たちの墓が集中する王家の谷から違法に持ち去られ、盗まれたと主張している。

© AP Photo / Nariman El-Mofty
王家の谷

頭像の出自は明らかになっていない。わかっていることは、1960年代にドイツの貴族でコレクターのヴィルヘルム・フォン・トゥルン・ウント・タクシス王子が所有していたという記録だけだ。後に複数回売却が繰り返され、1985年にはレサンドロ・コレクションとして知られる個人コレクションに納まった。それ以来、ツタンカーメン像はどこにも出品されていなかった。

現在エジプト考古学博物館に展示されている、時代を超越したファラオの棺とその有名な金のデスマスクは、1922年に王家の谷で発見された。

© Sputnik / Dmitry Korobeinikov
デスマスク

それ以来、デスマスクとツタンカーメンは人気の象徴になり、1922年の発掘調査参加者の死は「王家の呪い」という考えが生まれるきっかけになった。

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考古学, 文化, 歴史, エジプト
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