04:31 2021年06月21日
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英国人映画監督のリドリー・スコットがプロデュースするアメリカのホラードラマ「The Terror」の第二弾の放送開始まであと1か月を切った。第一弾は北極海を航海していた英国海軍のエレバス号とテラー号が行方不明になった実話をもとにしていたが、第二弾では全く異なるテーマ、第二次世界大戦時におけるアメリカの日系人の運命について取り上げる。

このホラードラマの舞台はアメリカの西海岸。そこには日系アメリカ人の強制収容所があった。収容所では、次々と謎の死が遂げられる。脚本によれば、それは悪霊のしわざである。

第二弾の予告編では、悪魔に憑依された人間や妖怪といったグロテスクな姿が出てくる。

第二弾の初放映は今年8月12日の予定だ。


これより前、スプートニクのインタビューに対し戦史研究家で日本専門家でもあるアナトーリー・コーシキン氏は、第二次世界大戦中に日本人を収容することについてのいわゆる「大統領令9066号」について次のように話していた。

真珠湾攻撃の後、太平洋戦線から米国は撃退されてしまい、非常に危険な状況が生まれた。なので1944年に米国の最高裁が、強制収容は憲法にのっとっている、と認めたことは、米国にとって日系人を収容所に閉じ込めておくことの追加的な正当な理由になった。しかし太平洋における前線では、その時代にはすでに米国と英国が有利に展開していたし、日本海軍が米国領たるカリフォルニアに攻撃を仕掛けるという危険性はもうなかった。そんな中、1945年1月になってようやく、ルーズベルト大統領の大統領令9066号が撤廃された。つまり、ほぼ戦争の最後の最後まで、日系人を家族もろとも強制収容するということが継続していたのだ。収容された日系人のうち、3分の2は、当時取得が容易ではなかった米国籍を有していた。つまり彼らはすでに、長く米国に住んでいたわけだ。なので、後になってから、強制収容の違法性を訴える活動が展開された。しかし、精神的・財政的な補償を得るためには、人々は40年も待たなければならなかった。」

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日米関係, 米国, 日本, 歴史, 映画
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