復活の日 ボチェッリが無人の大聖堂で「アメイジング・グレイス」熱唱 世界中が感動

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アンドレア・ボチェッリさん - Sputnik 日本
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カトリックやプロテスタント、英国国教会などの復活祭が4月12日、世界中で祝われた。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大のため、教会で祝日を過ごすことを断念した人々は多い。一方、イタリアのミラノでは、復活祭当日、無人のドゥオーモ大聖堂で同国のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリさん(61)によるコンサート「希望のための音楽」が開かれた。米ヴラエティが報じた。

この特別コンサートは、ミラノ市と大聖堂がボチェッリさんに依頼したもの。当初、ミラノ市はこの企画を新型コロナウイルスで大きく傷ついたイタリアのためのイベントとして考えていた。しかし、このボチェッリさんらがこのプロジェクトを構築していくうちに、それはどんどん大きなものになっていき、カトリックやクラシック音楽の曲以外のものも披露する方向で決まっていった。

大聖堂内にはボチェッリさんと、オルガン奏者のエマヌエーレ・ヴィアネッリさんだけ。ボチェッリさんは、「(グノーの)アヴェ・マリア」など4曲を力強く歌った後、大聖堂の扉の前に立った。盲目のボチェッリさんはマイクの前まで進み、「アメイジング・グレイス」を熱唱。

YouTubeで配信されたこのコンサート。その再生回数はすでに3300万回を超えた。コメント欄は世界中から寄せられた感動のコメントで溢れている。ボチェッリさんは、このコンサートは前例のないものであり、復活祭がこのような緊急事態に見舞われたことは非常に辛いが、それゆえに復活祭の意味はより大きなものになり、生涯忘れられない日になったと語っている。また、コンサート前には「ミラノ市と大聖堂のお招きにイエスと答えられることを名誉に、幸せに思う」とコメントしていた。

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