20:50 2020年11月30日
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リトアニアの都市カウナスで17日、第2次世界大戦中に数千人のユダヤ人をナチス・ドイツの迫害から救った日本人外交官、杉原千畝(1900-1986)の功績を称える記念碑の除幕式が行われた。

リトアニアのナウセーダ大統領は除幕式で「この記念碑は、常にそしてすべてにおいて道徳的価値観を堅持する必要があることを我われ全員に思い出させるものであって欲しい」と述べた。リトアニア大統領府広報室が発表した。

記念碑は、杉原副領事がリトアニアの日本領事館閉鎖後に移り、業務を行っていたホテル「メトロポール」の近くに建立された。1939年から1940年、杉原氏は当時リトアニアの首都だったカウナスに勤務していた。杉原氏は東京からの指示に反し、そのキャリアだけでなく命をも危険にさらし、1940年7月から8月、ポーランド、ドイツ、リトアニアのユダヤ人難民に2000枚以上の日本通過ビザを発給した。これはナチス・ドイツ軍によるバルト諸国占領後に完全に確認され、「命のビザ」と呼ばれた。

なお、杉原氏は、カウナスのすべての在外公館が閉鎖された後も「命のビザ」の発給を続け、列車でリトアニアから去る鉄道駅のプラットフォームでもビザを書き続けた。ビザは1家族につき1枚あればよかったため、6000人以上のユダヤ人がナチスの迫害から逃れることがでた。杉原氏は、イスラエル政府から称号「諸国民の中の正義の人」を授与された唯一の日本人。

​記念碑のプレートには「命のビザ」の刻印と、「1人の命を救うことは世界を救うことだ」という言葉がリトアニア語、日本語、英語、イディッシュ語で刻まれており、ビザの刻印の上には、希望と願いの実現を象徴するブロンズでつくった折り鶴が舞っている。


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