エジプトで木製の棺100基が新たに発見　いくつかにはミイラも

エジプトの考古学者らが、木製の棺100基と金メッキされた彫像40点、同じく埋葬マスク4点、魔除け、置物、その他の重要なものを発見した。これらは2500年前のものとみられる。

首都カイロ近郊のサッカラで開かれた記者会見で、ハーリッド・アナーニー観光・考古大臣は「今回の発掘には、古代エジプトの後期（紀元前662〜332年）とプトレマイオス時代（紀元前332〜30年）のものとされる100基以上の木棺が含まれる」と述べた。

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Around 100 human sealed coffins, 40 impressive statues from 3 different shafts. Saqqara is filled with so many discoveries and this is only the begining 🇪🇬#California #Texas #LosAngeles #Alabama #newyork #SanFrancisco #NewJersey #Florida #egypt #Cairo #Giza #news pic.twitter.com/Nn3EG0fpwM

— Ancient Egypt (@AncientEgypt22) November 14, 2020

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同大臣によれば、現時点ではこの区域にある遺物の総数の1パーセントしか発見できていないという。

今回発見された木棺と彫像は、建設中の大エジプト博物館や新首都の博物館などエジプトの4つの博物館に配置される。

さらに、エジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長は、木棺は深さ12メートルほどの3つの埋葬用の縦穴で発見され、エジプトの調査団によって専門的に発掘されたと発表した。

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Egyptian antiquities officials on Saturday announced the discovery of at least 100 ancient coffins, some with mummies inside, and around 40 gilded statues that were buried more than 2,500 years ago, near the Step Pyramid of Djoser at Saqqara. pic.twitter.com/BCwGOjEYB3

— مشاريع مصر Egypt (@EgyProjects) November 14, 2020

​また、ワジリ事務局長は「木棺がその地の木材でできているということは、その所在はまだ見つけられていないが、木棺を生産する工房のようなものが存在したことを証明している。調査団は発掘を続け、2021年にはその工房がある地点に到達するだろう」と伝えた。

記者会見の後、専門家らはX線調査を利用し、発見された木棺の1つの中身として身長約165センチメートルの男性のミイラを公開した。

エジプト観光・考古学省は、10月3日にも発掘調査の結果として59基の木棺を公開している。

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