08:03 2020年12月06日
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カンヌ映画祭の最高賞「パルム・ドール」2回受賞など、大型欧州映画祭で多くの受賞歴を持つ映画監督エミール・クストリッツァ氏は、映画の新言語を理解するのを困難と感じる。セルビア紙「ブリツ」が報じた。

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クストリッツァ氏は「映画はその性格を完全に変貌させた。映画はもはや、20年前と同じものではなく、私でさえこの新言語を理解することが難しい。映画は、私が40年前にはじめた時、もしくは(アンドレ・)バザンやポーランド人、ロシア人に則り映画の法則を私たちが研究していたときとは異なった定義をされている。今日これは存在せず、映画のつくり手が遂行すべきことを要求する市場だけが存在しており、しばしばそれは困惑させる」と述べた。

そのため、セルビアで1月16日〜21日にクストリッツァ氏が開催する第11回クステンドルフ映画祭では、映画とは何か、テレビドラマシリーズとは何か、そして、ドラマは映画より優れた表現方法となったかが議論される。クストリッツァ氏と議論するのは、賓客として招待されるパオロ・ソレンティーノ監督。ソレンティーノ氏のテレビドラマ『ヤング・ポープ 美しき異端児』(2016)は映画祭の間、ドゥルヴェングラード映画館で上映される。

クステンドルフ映画祭はレッドカーペットや派手な豪勢さ、広告、有料の招待客とは伝統的に無縁。クストリッツァ氏のアイデアは、氏が「イデオロギーマシーン」と呼ぶ「ハリウッド精神」から映画鑑賞を解き放つことにあるという。クストリッツァ氏は、ハリウッドが「消費者の愚かさをもって人類を占領」し、作家性の強い映画や映画全体にとっての脅威になっていると警鐘を鳴らす。

クストリッツァ氏は「私たちにスポンサーはおらず、私たちのアイデアは、この映画祭がスポンサーではなく、自身や文化に関する国家の考えが支えることにあります」と述べる。

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