15:06 2018年11月19日
Снимок японского фотографа Икуру Куваджимы из его проекта Я, Обломов

モスクワで日本男性の展覧会 有名文学の主人公を模倣【写真】

© 写真: Ikuru Kuwajima/The Lumiere Brothers Center for Photography
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アクチュアルな写真の国際フェスティバル「 PHOTOBOOKFEST 2018」で日本の写真家、桑島生氏の展覧会「私、オブローモフ」が開かれる。自画像はモスクワやカザン、サマラ州スタロセメイキノ村などロシア各地にある古い家で数週間にわたって撮影された。写真で桑島氏は、ゴンチャロフの長編小説『オブローモフ』の主人公のようにベッドやソファに横たわり、無為に過ごす。写真と小説の引用を組み合せた作品集も出版されている。

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桑島氏は「私はポストソ連空間を10年間過ごし、この間、本格的にオブローモフ主義(編注:主人公オブローモフから生まれた言葉で、怠惰や個人の停滞、ルーチン、無関心を意味する)に感染しました」と語る。プロジェクトは複数のコンクールで優勝し、作品集は作品数を追加して大部で印刷される。

「私のライフスタイルがここまで急変したことは驚きです。また、逆説的ですが、オブローモフ主義に関するプロジェクトが理由で、私はオブローモフではなくなりました」と桑島氏は述べる。

『オブローモフ』は、ロシアの作家イワン・ゴンチャロフの代表作。1849年から1859年にかけて発表された。領主である主人公、イリヤ・イリイチ・オブローモフは召使ザハルとサンクトペテルブルクに住み、ソファから起き上がりもしない生活を送る。オブローモフは何も行わず、社交界に出ず、いかに生きるべきかという考えや故郷の領地「オブローモフカ」で快適でのどかに暮らす夢に浸ってばかりいる。作者のゴンチャロフは、「オブローモフ主義」が社会だけでなく、個人にとっても問題になってきていることを示した。そうした人間は徐々に退化し、現実世界から自らを隔てて自らの思い出や幻想、夢にこもっていく。

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