真夜中なのに眩い太陽… ロシア北部はあなたを眠らせない【動画】

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数日前、雄大な自然が観光資源のロシア北部のコラ半島をテーマとしたYouTubeチャンネル@murman-travelで極圏ならではのユニークな自然現象を紹介したビデオが公開された。ただし動画の目玉は同地で稀に現れるオーロラではなく、北極圏最大の都市ムルマンスクに住む人々が日常のなかで常に強いられている白夜。これをご覧になればスプートニク日本の読者の皆さんもきっとさぞかし驚かれるに違いない。

動画「終末世界 白夜 ムルマンスク」では、赤道傾斜角のために太陽が地平線に沈まず、1日以上地平線にそって動く白夜の街の様子をうまく伝えている。北極ではこのような白夜が6ヶ月以上続くこともある。

ロシア北部では、夏至のように昼間が一年の中で一番長い時期がおよそ5月22日から7月22日まで2月間も続く。ここに紹介されている動画は7月1日の深夜2時から4時のムルマンスクの街並みの様子。人気のない通りの静寂を乱すのは、撮影者の足音とカモメの鳴き声…、そしてまぶしい太陽だ。

同動画のコメント欄には、ロシア北部の生活の現実に疎い南部に暮らす人々がたくさんのコメントを残している。

「電気代の節約できて良さそう」

「昼間は寝て、夜中に仕事ができる。内向的な人にとっては天国だ」

「なぜそんなに足音をたてているんだ? 窓の外は真夜中じゃないか!」

「何日でも庭仕事ができそうだ」

この終末世界のような雰囲気に対するコメントはこちら。

「まるでホラー映画のようだ」

「ひどい。死に絶えた町みたいだ」

この異常な昼間が続くことで有名な都市はサンクトペテルブルク。

5月末から7月中旬までムルマンスクと同じく、強い自然光が途切れることなく、夜中も夕暮れに近い、白夜がみられる。この現象は街を象徴するまでなり、サンクトペテルブルクは「白夜の街」と呼ばれる。

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