米科学者が核戦争オンラインゲーム制作 核の惨状の中、人類はどう行動するか?

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米研究所の科学者らは、世界核戦争をテーマにした大人数のプレーヤーが同時に参加できるオンラインゲーム「シグナル」を開発した。このゲームの狙いはプレイヤーの行動、意思決定メカニズム、核攻撃による大変動という極限状態に対するプレイヤーの反応を見ること。カナダと米国の科学系オンラインメディア「マザーボード」が報じた。

このゲームは、カリフォルニア大学バークレー校のローレンス・リバモア国立研究所、サンディア国立研究所(米国)の研究者らによって開発された。これらの研究所は核兵器の研究開発で有名だ。

ゲームは核保有国間の仮想戦争をイメージしており、オンラインでプレイヤーが画面内で自由に移動できるプラットフォーム式。

シグナルはボードゲームとして存在していたが、これではプレイヤーの数が限られるなどの問題点があった。研究者らはこれではゲームとして限界があると結論づけ、オンライン型を開発。プレーヤーたちが議論を重ねることで核戦争から生き延び、他の生き延びたプレイヤーと有益な関係を構築、そして核による災害によって永遠に元に戻せない新しい世界でプレイヤーらが優位に立つという困難なタスクを実行せねばならない。

オンラインゲームにすることで、研究者らはこのゲームでプレイヤーの行動を追跡、分析でき、仮説的に核戦争が起きた場合の人間の行動を予測するという目的のために役立てることができる。

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