キャメロン首相によると、政府は市民の急進主義化を防止するために、このような厳しい措置を取らざるを得ない。なぜなら、滞在国の言語で「正確に説明」できないことが、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」のような過激派組織のプロパガンダに「より感化されやすい」人をつくり出すからだという。
キャメロン首相は、イスラム教徒の男性が、家族の女性に語学を学ばせようとしないことは「男女差別」だとし、このような状況は許されないと指摘した。
首相は、もし女性が英国に滞在してから2年半が経過しても英語を話せない場合、「彼らが英国に残れるという保障を与えられる者は誰もいない」と警告した。
なおキャメロン首相によると、その場合、もし子供がいたとしても、国外退去の決定を見直す根拠にはならないという。
キャメロン首相は、新たな措置は今年10月にも有効となり、配偶者ビザで英国に入国する全ての人が対象になると伝えた。