この事件は、先週の水曜日発生したが、マスコミは今になってようやく報じ始めた。
報道によれば「移民管理の代表者らは、収容されていた10歳の少年が体系的に暴力行為にさらされていたとの情報があった後、収容所から難民の一部を他に移す決定を下したが、難民達の抵抗に会い、結局代表者らは警察の援助を求めざるを得なくなった」との事だ。
秩序確立のため現地には、10名の警察官が派遣されたが、そのうちの一人は報告書の中に、次のように書いている―「我々は、センターの狭い廊下で口々に大声で叫ぶ多くの難民らに迎えられた。我々の背後には、さらに多くの難民が立っており、私はとっさに自分の身を守る用意をした。誰かが、非常口があると叫ぶのを聞いた。」
スウェーデンの人口は980万人だが、昨年2015年、およそ16万3千人の難民が、この国に押し寄せ、そのうちの3万5千人以上が、主にアフガニスタンからやってきた両親の付添いの無い未成年者達だった。彼らのうち、自分について証明する文書を持っているのは、全体の20%に過ぎない。専門家らによれば「しばしばこうした子供達は、未成年者の方が、スウェーデンでの居住許可を得やすいため自分の年齢を隠している」との事だ。