07:27 2020年03月30日
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2013年に生前退位したベルギーの前国王アルベール2世(85)は、彫刻家のデルフィーヌ・ボエル氏(51)を実の娘として認知した。認知が行われるまでの7年間、司法の場で争われ、最終的に裁判所が命じたDNA鑑定で両者の親子関係が判明した。

ベルギーの公共放送局RTBFは「アルベール2世はブリュッセル控訴裁判所の決定に従ってDNA鑑定を行い、その結果を確認した。科学的な結論として、アルベール2世がボエル氏の生物学的な父親であることが判明した」という前国王の弁護士による声明を引用し報じた。 

報道によると、前国王は、原告のボエル氏の主張への異議申し立てを取り下げたことで、事実上、自分がボエル氏の生物学的な父親であると認めた形となった。

しかしRTBFによれば、ベルギーの法律では、生物学上の父親と認知されても、これが即、法律上の父親の認知を意味するものではないため、ボエル氏には遺産相続権が与えられない。


アルベール2世の隠し子騒動

アルベール2世に隠し子がいる可能性があるとの報道が出たのは1999年。前国王の隠し子と主張していたデルフィーヌ・ボエル氏は、2013年にアルベール2世が生前退位した直後からDNA鑑定を求めていた。ボエル氏の母親シビル・デ・セリス・ロンシャン女男爵は、1966年から1984年までアルベール2世と愛人関係にあったと主張している。

認知が成立した場合、ボエル氏は法的にはアルベール2世の遺産の一部を相続する権利はあるが、王族の一員としては認められない。ベルギー王室によると、アルベール2世の財産は推定で1240万ユーロ(およそ14億8813万円)とされている。

マスコミは定期的にベルギー王室の推定財産額を報じており、銀行口座や資金は隠し口座に至るまで調査されている。それによると、王室の財産総額は2500万~10億ユーロ(およそ30億~1200億円)と推定されている。

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