05:28 2020年08月15日
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英国の控訴院は16日、2015年に過激派組織「ダーイッシュ(イスラム国、IS。ロシアではテロ組織と認定され、活動を禁止されている)」の戦闘員の妻となった英国出身のシャミマ・ベガムさんの入国を認めた。ベガムさんは2019年に国籍を剥奪され、異議を申し立てていたが、難民キャンプに滞在したままでは控訴の手続きができないことから、控訴院は入国を認めるとの判断を下した。

2015年、ベガムさん(当時15歳)はロンドンから友人2人とともにシリアに渡り、ダーイシュに参加した

そこでベガムさんはオランダ出身の戦闘員と結婚した。英内務省は2019年、シリアの難民キャンプで発見されたベガムさんの国籍を剥奪。ベガムさんには子どもが3人いたが、全員亡くなった。最初の2人の子どもはダーイシュ支配下の頃に死亡した。難民キャンプで生まれたばかりの3番目の赤ちゃんは、2019年3月に亡くなった。

This undated photo released by the Metropolitan Police of London, shows Shamima Begum, a young British woman who went to Syria to join the Islamic State group and now wants to return to Britain
© AP Photo / Metropolitan Police of London
ベガムさん

英控訴院は、ベガムさんが「公正な手続きで控訴」するために、英国に入国するのが唯一の確実な方法だとしている。ベガムさんの弁護士、タスニム・アクンジー氏は控訴院の決定を歓迎している。

しかし、控訴のために英国に入国することが決定したからといって、国籍の回復が保証されているわけではない。ベガムさんの一件は、国籍剥奪が合法であると当初判断した特別法廷で審理される。

もしベガムさんが国籍を回復すれば、これが前例となり、難民化したダーイシュの元参加者らが帰国できるチャンスが持てることになる。

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