パンデミックが背景　ヴェネツィアの運河でイルカが泳ぐほど自然が浄化

新型コロナウイルスの第3波とそれに伴うベネチアのロックダウンで、カナル・グランデで2匹のイルカが確認されるほど自然が回復した。CNNが報じた。

イルカのペアがカナル・グランデで泳いでいたのが確認され、その後、ジュデッカ島に向かったと報じられた。イルカが驚き、方角を間違えたため、アドリア海へ導くには専門家の援助が必要となった。

Two dolphins are spotted swimming in the water of a Venice canal as the lagoon city enters its second week of shutdown pic.twitter.com/tocHw8Ze3Z

— Reuters (@Reuters) March 22, 2021

​9隻のボートを使った救出作戦には2時間が費やされ、その後、イルカは公海に帰っていった。

この間、新型コロナウイルスのパンデミックに関連した輸送規制を背景に、CO2の世界的な排出量が昨年比で7％減少したことが報じられている。