13:53 2020年06月03日
フィギュア特集
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3月11日、世界スケート連盟(ISU)は新型コロナウイルス感染拡大の恐れからフィギュアスケート世界選手権の中止を発表した。選手権はカナダのモントリオールで3月16日から22日にかけて開催される予定だった。これは完全な中止なのか、一時的に先送りされているだけなのか? 選手らは新たなプログラムの準備に取り掛からなくてはならないのか? ISUのアレクサンドル・ラケルニク代表はスプートニクからの取材に次のように答えている。


中止なのか、延期なのか?

「新型コロナウイルスの状況展開はあまりにも急速であるため、秋の開催は現段階では見通しがたっていない。2019-2020シーズン自体が延期となるか、完全に中止となるかも不明だ。感染状況がこの先どういった展開となるか、このレベルのスポーツ大会を実施するために危機的状況がどれほどの期間続くのか、全く見えない。」

ワールドカップではなくて、問題満載のカップ

「それでも来シーズンのグランプリシリーズは10月にスタートします。グランプリシリーズの出場者の選抜は多くは前のシーズンの世界選手権の結果にかかっていますから、もし前シーズンの世界選手権の開催とグランプリシリーズのスタートが同じ10月に行われることになった場合、どうするか、これは問題です。この他、選手らは世界選手権に出るために最難関のステップを潜り抜け、今、コンディションは最高です。ロシア女子シングルの彼女たちは今季見事な滑りを見せ、ワンシーズンですべての最高成績をさらいました。とはいえスポーツはスポーツにすぎません。ですから彼女たちが来シーズンもこれだけのベストコンディションでいられるかどうかは、誰にも予測できない。と、まぁ、これはISUを混乱させる一方の満載の問題カップなのです。」


ロシア人フィギュア選手で、男子で初の五輪ペア2冠をおさめたアルトゥール・ドミトリエフ氏(52)はISUが選手らにとって最上の方法で事態を切り抜けてくれると確信している。それにフィギュアの歴史には過去にもこうした悲しい前例はあったからだ。

「フィギュアの世界選手権が初めて中止されたのは1961年、ブリュッセル上空で起きた航空機事故が原因でした。これに乗っていた米国代表団、コーチ、審査員は全員、開幕の前日に死亡したのです。その時、ISUは喪に付す目的で選手権の開催を見送りました。福島第一原発の恐ろしい事故もフィギュアの大会スケジュールを大幅に変更させることになりました。2011年の選手権は会場を日本からロシアへ移すことになったからです。大会の変更は選手らにとっては試練ですが、スポーツ人生がこれで破綻するわけではありません。なぜなら世界選手権は毎年開催されているからです。」

新型コロナウイルスはまだ勢力を緩めてはいない。世界選手権は検疫で一時的な先送りとなり、フィギュアファンたちはシーズンの一日も早い「回復」を期待するしかない。


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