00:03 2021年04月21日
フィギュア特集
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28日、モスクワで開催されているフィギュアスケートの「ロシアカップファイナル2021」で、3月にスウェーデンのストックホルムで開かれるフィギュアスケート世界選手権にロシア代表として出場する女子シングルのメンバーが高い確率で明らかになる可能性がある。

ロシアは世界選手権の女子シングルで代表3枠を獲得しており、そのうち2枠はロシア選手権で3度優勝しているアンナ・シェルバコワと、「ロシアのロケット」の異名を取るアレクサンドラ・トルソワが手にしており、3枠目を巡る戦いがエリザベータ・トゥクタミシェワとアリョーナ・コストルナヤの間で繰り広げられている。

この争いでは現在、トゥクタミシェワがリードしている。27日に行われたショートプログラム(SP)ではトゥクタミシェワが3位、奇跡的な復活が期待されていたコストルナヤは6位となり、28日のフリースケーティング(FS)はトゥクタミシェワにとって有利な展開となっている。

なお、SPの首位はカミラ・ワリエワ、2位はダリア・ウサチョワ。この14歳の両選手は、年齢制限のためシニア世界選手権への出場資格を持たない。そのため、ロシアカップファイナルの両選手の結果は(たとえ勝利したとしても)3人目の世界選手権代表候補選びに影響しない。

トゥクタミシェワは、かつてないほどリスクを冒して積極的に臨む姿勢を示しており、FSではトリプルアクセルを2度跳ぶ可能性も排除していない。

コストルナヤの涙と明日への自信の欠如

27日のSP後、コストルナヤは涙を見せた。この涙は28日への自信の欠如だ。コストルナヤのSPでは、その復活が期待されていたトリプルアクセルが披露されなかった。なお27日の演技後に落ち込んだ様子だったコストルナヤは、28日のFS前の練習滑走で一度もジャンプを跳ばなかった。コストルナヤは27日のSP後、記者団の質問に答えなかった。コストルナヤのコーチを務めるエフゲニー・プルシェンコ氏は、泣いているコストルナヤに対し、28日のFSに集中するようアドバイスしたが、コストルナヤは「今日(27日)の演技のあとでは、明日はない」と答えたという。

コストルナヤが28日のFSに出場するかどうかさえ危ぶまれた。したがって、コストルナヤが奇跡を起こし、FSでトゥクタミシェワに得点で上回って逆転するという確信は、夢物語に近い。

トリプルアクセルなしは危機的

SPにおけるトゥクタミシェワとコストルナヤの得点の差は十分大きい。トゥクタミシェワは77.74点、コストルナヤは70.14点。ワリエワとコストルナヤの差は18ポイント超。これは、現欧州チャンピオンであるコストルナヤの現時点での「ウルトラC」では、世界選手権の切符を手に入れることができないことを意味している。コストルナヤには現在、トリプルアクセルも4回転ジャンプも過去の安定感もない。

 奇跡は起こるか?

「決してできないなんて言うな」というフレーズがある。コストルナヤがFSでかつての自信を取り戻し、その鮮やかで「軽やか」なトリプルアクセルを成功させれば、奇跡が起こる可能性はまだある。

一方、トゥクタミシェワは、世界選手権に出場するチャンスを逃すつもりはない。これはトゥクタミシェワにとって、24歳の彼女が国際大会で若いライバルたちと同等の「ハイクラス」の演技ができることを証明するという、さらなる課題でもある。

トゥクタミシェワも観客を驚かせることができる?

トゥクタミシェワが世界選手権の3人目の代表選手となった場合、世界選手権でトリプルアクセルを跳ぶだけでなく、4回転ジャンプを初披露する可能性もある。

これは、トゥクタミシェワによるフィギュアスケートの「長い選手生命」への真剣な「エントリー」だ。なぜなら今のところ、ロシアの女子選手の中でトリプルアクセルと4回転ジャンプをFS(最近モスクワで開かれたロシアフィギュアスケートチーム対抗戦)で見事に成功させたのは、ロシアの北京五輪期待の星、14歳のカミラ・ワリエワしかいないからだ。

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