12:05 2021年09月22日
フィギュア特集
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5月半ば、平昌五輪の女子フィギュアスケート、金メダリストであるアリーナ・ザギトワ選手が来日し、5月23日に、自身も出演している映画「ハチとパルマの物語」の上映会に参加する。このコロナ禍にザギトワ選手が来日したことをめぐって、ファンの間では意見が二分している。久しぶりの来日を喜び、歓迎するファンたちがいる一方で、緊急事態宣言が発出されている中で外国人が日本を訪問することに憤りを覚えるというファンもいる。

「日本にまた戻ってくるというわたしの夢がかないました」 ―ロシア人は入国できない状態にあるのに、なぜザギトワ選手は日本に来ることができたのか?

ザギトワ選手が誕生日に合わせて日本を訪問したことが、日本とロシアのフィギュアスケートファンたちの間で論争を巻き起こしている。今回の来日で、ザギトワ選手は、ロシア版忠犬ハチ公をテーマにした映画「ハチとパルマの物語」の上映会に参加するほか、大館市でアイスショーの撮影を行う。

またザギトワ選手は、東京のスケートリンクで、映画音楽に合わせて宣伝用の演技を撮影するとも報じられている。

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Публикация от Alina Zagitova (@azagitova)

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、ザギトワ選手が来日したことについては、ファンの間で見解が分かれている。ザギトワ選手の来日を心待ちにしていたファンたちは、予定されているイベントを手放しで喜ぶ一方、来日は一般市民や他のスポーツ選手たちのことを考えれば、いたって不公平なものだと憤慨する人たちもいる。

日本のフィギュアスケート関連サイトでxxhuyuzero.jp.さんは、「政府絡みのイベントなのは分かってるけれど、東京拠点の現役選手がリンク使えないのに、外国人のザギが自分の映画の宣伝のために特例で滑れるのはやはり納得できない。神宮リンク拠点の石塚くんもリンク閉鎖で氷上練習出来なくなっているのに」と書いている。

また別のユーザーは、この記事に対し、「このほかザギトワ選手は映画で使用している曲にあわせてオリジナルの演技を東京のリンクで撮影する予定で、その映像は後日公開されるということです。都内は緊急事態宣言でリンクは閉鎖されてて拠点の現役選手も練習出来ないのに、なんで外国人のザギは使えるの?」とコメントしている。

新型コロナをめぐる状況が悪化し、感染者が増加している中、日本を訪れるのは、たとえその国が受け入れを認めているとしても、かなり軽率な行動だという意見もある。

「日本が一番大変な時に、来日する必要ないと思います。緊急事態宣言中ですよ。皆さん、我慢しているのです。日本に来たら、ちゃんと隔離してくれるのでしょうね?特別扱いはだめですよ」。

実際、今は、多くの人々が外国からはもちろん、県外からも人が入ってこないことを望んでいる。

「同じ人のコメント多いね。海外に限らず、今は県外からもきてほしくない」。

「こんな時に国の友好の為とはいえ、来日なんて大変。でも一番気がかり・・・まさかザギにアノ隔離飯、食べさせないよね?ちゃんとしたもの食べさすよね?日本政府、露大使館、大丈夫だよね?隔離指定ホテルでも良いホテルに滞在させて。招待なんだから―」。

「ザギにどこまで優遇求める気?羽生君でさえホテル隔離の時はあの弁当だったんだよ。この時期にそこまでして来てもらわないといけない事なの?どうしても東京のリンクでオリジナルの演技をしなきゃいけないの?ロシアでリモートでやればいいと思う」。

一方、ザギトワ選手の来日は秋田の人々の希望を叶えるものであり、また秋田犬の保存と宣伝に貢献するものだというコメントもある。

「秋田の人々の希望をザギが叶えるだけ、映画のテーマ曲で滑るなんて素晴らしいアイスショー。みんな楽しみにしてるんだから、ベオタの嫉妬は見苦しい」。

「ザギトワは日本側からの招待で秋田県や秋田犬の保存や広報的役割を担っている。ザギトワは常に控えめで相手の立場を利用することもなく。会う人会う人に心地良さを与えて賞賛される」。

「ザギちゃんの挨拶をTV中継して欲しいな。秋田の人達も喜ぶでしょうね」。

「秋田魁新報じゃん!秋田って菅さん出身だが私立の中学もないし、私立高校も5校、人口毎年1万人減っててスケート人口も数えるほどの過疎地域でフィギュアの記事も必要最小限どころか隣の県出身のスター羽生出演のアイスショーも載らないレベルの地方紙なのに秋田犬効果でザギトワ選手の記事だけは欠かさず載るんだよね。ここのサイトでも採用される日が来るとは思っていなくて・・・」。


ザギトワとメドベージェワの対立はまだ続いているのか

世界選手権で2度チャンピオンの座に輝き、平昌五輪では銀メダリストを獲得したエヴゲニヤ・メドベージェワ選手の昨年の来日について触れたコメントもいくつかある。メドベージェワ選手はブライアン・オーサーコーチに師事していた練習拠点のカナダから、アイスショーに出演するため日本入りしたが、結局アイスショーは中止となった。当時、メドベージェワ選手は自発的に来日し、新型コロナが蔓延し、外出自粛が呼びかけられている中で買い物などに出歩いたとして批判にさらされた

今回、ファンたちは、ザギトワ選手が、前回のメドベージェワ選手とは違って、隔離などの規則をきちんと守ってくれるよう期待している。

「メドベは勝手に日本にやってきてやりたい放題、ザギトワは日本側から招待。ちゃんと検疫システム守るでしょ。ザギトワとメドベは違うよ」。

「いつも控えめで周りに気配りできるザギちゃんは来日しても日本人に迷惑をかけるようなことはしないでしょ」。

「メトベは来日後2週間ホテルにいたと嘘をついた。実際は来日直後から鎌倉観光、川崎観光してることを自らSNSで発信」。

「来日直後から鎌倉?やっぱり、スケ連副会長が関わっていたか!コロナ禍での全国リンク行脚」。

「ザギトワは日本人のために来日。メトベは自分のための来日だった、ここでも大きな差。秋田は大歓迎ですよ。ベオタが嫉妬するのも分かるがザギは日本から求められてるのよ」。

一方で、ザギトワ選手の場合も、メドベージェワ選手の場合も、コロナ禍に日本を訪れるという事実には違いはないとして、世論は矛盾していると指摘する声も多い。

「メドべもザギも日本側の組織が受け入れ体制を整えているのに、なんでメドべがダメでザギがOKなのか理解できない。自分の好き嫌いで平気で差別できる人がザギageしてんだろう」。

「メド下げするのに、ザギを利用するな❗」


繰り返される歴史

たとえザギトワ選手のように才能があり、日本で多くのファンを持つ人だとしても、外国人が来日するということに対して、人々が不安を感じていることは容易に理解できる。大阪や東京で、感染者数が記録的な数字に達する中、国民はスポーツのイベントにはほとんど関心を示していない。このことは、東京五輪の開催に関する世論調査からも明らかである。5月半ばに行われた世論調査では、五輪開催に反対すると答えた人の割合は過去最高となった。

五輪に対する激しい批判は、何がなんでも開催を主張する組織委員会のみならず、五輪を宣伝するアスリートにも向けられている。最近では、日本でもファンが多い競泳の池江璃花子選手にも批判が向けられた。

アリーナ・ザギトワ選手が規則を理解し、遵守したとしても、スケートファンたちは、政府に対して、スポーツ選手たちの来日に関してのルール作りを今すぐ進めてほしいという思いを持っていることには変わりないとしている。

「全員に2週間、強制的に隔離させていれば、日本はこんな状態にならなかったと思う。羽生君は、ワールド後、日本に戻り、政府の決めたホテルに3日隔離。その後も、その3日を含め合計2週間『別のホテルだと思うけど』自主隔離した。だから、公式練習の1日目に参加できず、2日目の練習にぎりぎり到着。立派だと思うわ。他の日本選手は・・・・・知らん。国別の海外選手たちは、日本に来ても全く隔離なかった。『ワールド後、自国に戻ってすぐに練習できたようですね』」。

もっともザギトワ選手の来日を批判する人々に対して、一番悪いのは主催者だと主張する人もいる。

「そんなんザギに文句言うんじゃなくて、主催者に言えよ!!」

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アリーナ・ザギトワ, エフゲニア・メドベージェワ, 日本, フィギュアスケート
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