20:17 2021年07月28日
福島 あれから10年がたった今
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東日本大震災から10年となるのを前に、NHKが東北3県の被災者にアンケートを行った。復興の進捗状況への評価はほぼ二分され、否定的な回答の割合が50.7%となり、肯定的な回答よりも5ポイント高くなった。

NHKは2020年12月から今年1月にかけて、震災と原発事故で被災した岩手・宮城・福島を対象にアンケートを行い、1805人から回答を得た。

震災当時暮らしていた地域の復興状況をどう感じているか尋ねた質問では、「復興は完了した」が12.0%、「思ったよりも進んでいる」が33.7%、「思ったよりも遅れている」が43.3%、「まったく進んでいない」が7.4%となった。

県別の結果を見ると、福島県では「復興は完了した」、「思ったよりも進んでいる」と回答した人が28.6%となった。宮城県の58.9%、岩手県の44.9%に比べて低く、原発周辺で今も避難指示が続いている影響の大きさが見られる。

また、「当初、思い描いていた復興と比べて、今の復興の姿をどう考えるか」を尋ねた質問では、「思い描いていたより良い」が22.7%、「思い描いた通りだ」が20.4%、「思い描いていたより悪い」が53.1%となった。

「思い描いていたより悪い」と答えた人にその理由を尋ねたところ、「住民同士のつながり」が59.3%、「にぎわい」が46.7%、「商業施設の充実」が39.5%などの回答が寄せられた。

被災地では、震災前よりも人口が減少している傾向にある。専門家は「住民同士のつながりや町のにぎわいといった面で思い描いていたとおりの復興になっていない」と指摘した。

菅義偉首相は6日、東日本大震災からの復興状況を確認するため、福島県を視察した。

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