専門家:フィジーではまだカニバリズムが存在する可能性がある

© 写真 : Nazina Ismanalievaフィジー
フィジー - Sputnik 日本
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フィジーの浜辺でロシア人夫婦の遺体の一部が見つかった事件について、一連のマスコミは、同夫婦がカニバリズムの犠牲になった可能性があると主張した。

一方でロシア科学アカデミー東洋学研究所のソフィア・パレ学術研究員は、その可能性は低いとの考えを表している。

先にフィジーの浜辺で遺体の一部が見つかったと報じられた複数のマスコミは、ロシア人たちはカニバリズムの犠牲になったと主張した。

フィジーで最後にカニバリズムが公式に確認されたのは1930年。犠牲となったのは、部族の長の頭部を触った宣教師。

パレ氏は、「フィジーには今も人食い人種が存在する可能性がある」と述べている。だがロシア人夫婦が人食い人種の関心を引いた可能性は低いという。パレ氏は、カニバリズムは主に犠牲者の力やカリスマを得ようとするものだと説明した。

パレ氏によると、今回はカニバリズムではなく、「夫婦は犯罪に巻き込まれたのではないか」との見方を表している。

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