韓国メディア 金正男氏暗殺の場になぜマレーシアが選ばれたのかを説明する

© AFP 2023 / MOHD RASFANマレーシア警察
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北朝鮮の故金正日総書記の長男、金正男氏がマレーシアで殺害されたとみられる事件で、暗殺の容疑者らは、入国ビザの不要と、ターミナルから迅速に逃走できるため、マレーシアの空港を犯罪実行の場に選んだ可能性がある。聯合ニュースは、同社の特派員の1人が殺害現場とみられる場所を訪れた後、このような結論に達した。

ある空港関係者によると、クアラルンプール国際空港のセキュリティーレベルは非常に高いものの、ターミナルの出入りは弱点である可能性があるという。また北朝鮮とマレーシアが2009年から実施しているビザなし訪問も、マレーシアが選ばれた理由の一つとみられている。

マレーシアの中国語新聞Orientaldailyが警察関係者の情報として伝えたところによると、容疑者はベトナム国籍の女性工作員2人。消息筋によると、警察は防犯カメラの画像を調べた後、容疑者らが逃亡に利用したとみられるタクシーの運転手を空港周辺で逮捕した。調査の過程で、女性工作員らは北朝鮮人または韓国人でもなく、ベトナム国籍を有していることが分かった。

先に伝えられたところでは、マレーシアのクアラルンプール国際空港の防犯カメラに、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏の殺害に関与した可能性のある女の姿がおさめられていた。

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