北朝鮮が新型ミサイル発射 安倍首相「容認せず」

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北朝鮮は日本時間の5日午前6時42分ごろ、日本海側の東部・新浦付近から北東方向に弾道ミサイル1発を発射、約60キロ沖合に落下した。米太平洋軍は新型中距離弾道ミサイル「KN15」と推定。日本政府は厳重抗議した。日米韓は北朝鮮が6日からの米中首脳会談をけん制、さらなる挑発行動に出る恐れもあるとみて警戒している。共同通信が報じた。

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安倍晋三首相は「安全保障上の重大な挑発行為であり、国連安全保障理事会決議に明確に違反し、断じて容認できない」と厳しく非難した。

落下場所は日本の排他的経済水域(EEZ)の外で、船舶などへの被害は確認されていない。中距離弾道ミサイルとしては飛距離が短く、菅義偉官房長官は記者会見で「失敗の可能性も考えられるが、現時点においては分析中だ」と述べた。

日韓の防衛当局者によると、KN15は北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を陸上発射型に転用して開発を進めている「北極星2」か、その改良型とみられる。即時発射を可能にする固体燃料を使用、実戦配備されれば日本の安全保障に重大な脅威となる。

北朝鮮が今年2月に北西部亀城から初めて北極星2を発射した際は高度約550キロに達し、約500キロ飛行した。韓国軍によると、今回の高度は約189キロ。発射角度はほぼ垂直で、飛距離を抑えて性能を検証する目的だった可能性もある。米軍によると、ミサイルは約9分飛行した。

トランプ米政権は北朝鮮に対する軍事力行使も排除しておらず、トランプ大統領は南部フロリダ州で6、7両日に行う中国の習近平国家主席との首脳会談で圧力強化を働き掛ける方針だ。

朝鮮民主主義人民共和国は3月6日に4発のミサイルを打ち上げた。そのうち3発は、日本の排他的経済水域内に落下した。

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